障がい者ガイドヘルパーの必要資格
■移動支援従業者(ガイドヘルパー)
ガイドヘルパーの資格は取得するにはまず2日間講座を受けたのち、8時間の実習を行います。
実習は1日で行うこともあれば、2日間に分けて行うこともあります。都道府県指定の所定の講座を修了することでガイドヘルパーの資格が取得できます。
移動支援をする一番基礎の資格です。移動支援のみ従事可能です。通院介助(通院時の同行)は出来ません。また各市町村に決まりがあり、ヘルパー2級以上の資格がないと従事できない場合があります。横浜市はこの資格で従事可能です。お住いの市町村の決まりを調べてください。
■全身性障がい者ガイドヘルパー
全身性障がい者ガイドヘルパー養成研修は、四肢麻痺等や全身にわたる機能障がいを抱える方の外出・移動の方法として車椅子を使用した介助をおこなう資格です。この資格の講座も2日間と車椅子を使った支援の実習を行います。この資格を持っていないと全身障害を持つ知的障がい者の支援はできないです。
この資格だけでは移動支援はできないがこの資格がないと四肢麻痺等や全身にわたる機能障がいを抱える方の移動支援ができないということです。仕事の幅を広げるための資格です。
この資格を持って麻痺の有る方のガイドヘルプを行うと麻痺等を持っている方の不自由さを理解できますよ。またバリアフリーという言葉の理解ができます。是非とも持ってもらいたい資格です。
■初任者研修(ヘルパー2級)
介護職員初任者研修は、介護職の基本知識や技術を取得できる研修で、介護職のスタート資格という位置付けにあります。介護に関するいくつかの資格の中で、介護職員初任者研修は一番初めにとっておくべき資格とも言えるでしょう。従来のホームヘルパー2級に相当する資格ではありますが、その資格取得までの学習内容や修了のための条件は異なっています。
介護職員初任者研修では、介護に関する技術や理念の基礎を学び、身に付けることができます。介護職として忘れてはならない理念、そして人間の身体のしくみや高齢者特有の身体の変化、基本的な医学的知識などが含まれています。
移動支援従事可能です。また身体介護や生活援助を行うサービスを行うことができます。訪問介護事業所に勤めることができます。
■実務者研修(ヘルパー1級、介護職員基礎研修)
実務者研修は「介護福祉士実務者研修」という名称で、介護福祉士を目指す上で必要な介護の専門知識や技術を身につけるための研修です。介護福祉士試験の受験資格として必須となっています。ホームヘルパー1級」の後継としてできた資格です。介護職員初任者研修の上位資格であり、初任者研修をすでに取得している場合は、初任者研修と重なる受講内容が免除されます。
移動支援従事可能です。また身体介護や生活援助を行うサービスを行うことができます。訪問介護事業所に勤めることができます。サービス提供責任者ができます。
介護の資格を取るなら「初任者研修」をとばしてこの資格を取ることがおすすめです。初任者研修の内容はすべて含まれますし、介護福祉士を取るなら取らなければならない資格なので… 「初任者研修」以上の仕事ができますので「初任者研修」にかけるお金と時間を節約できます。
■介護福祉士
介護福祉士資格は、介護の知識や技能を習得していることを証明する唯一の国家資格です。介護の世介護福祉の専門職である介護福祉士が唯一の国家資格です。この資格を持っていると全身性障がい者ガイドヘルパーの養成講座受けることなく四肢麻痺等や全身にわたる機能障がいを抱える方移動支援が可能です。
移動支援従事可能です。また身体介護や生活援助を行うサービスを行うことができます。訪問介護事業所に勤めることができます。サービス提供責任者ができます。
実務者研修と内容はほぼ変わらないのですが、国家資格ですので。持っていると収入は変わります。またケアマネージャーの資格に繋げることができます。
この資格を取るには受験のためには介護福祉士養成施設の卒業、現場の実務経験が3年以上+実務者研修の修了、福祉系高校の卒業などいろいろな条件が必要なので説明は省きます。
地道に取るには「実務者研修」の資格を取って訪問介護事業所に勤め、経験及びその年数を重ねること。気づくと「受験資格」ができています。お金を稼ぎながら介護福祉士になることができます。これが一番効率的な取り方ではないでしょうか。
私は「初任者研修」から始めましたが知らない間に「受験資格」を達成していました。実務経験を積んで受験すると介護福祉士試験は難しいものではありません。
■ 行動援護従業者
自分一人で行動することが著しく困難であって常時介護を要する障害者が受けることのできる支援を行うために必要な資格です。専門スクールで3日から4日で取得できますが、「知的障害(児)・精神障害者の直接支援業務に1年かつ180日以上の従事経験がある者」という条件が付きます。これを取得すると行動援護という仕事ができる様になります。
行動援護従業者養成研修過程または強度行動障害支援者養成研修(実践研修)の修了して実務の条件を満たすことが必要です。ほかに資格はいらないのですが、身体介護が必要になりますのでヘルパー2級以上も持っていた方がよいと思います。
この仕事は収入が良いです。が 大変です。が 慣れると楽しくなります。移動支援を始めたらここまで来てほしいです。心構えと責任と体力が必要です。
■その他の資格
准看護師や看護師の資格を持っていれば移動支援従事可能です。
また視覚障害者の外出援助を目的とした、障害者自立支援法に基づく資格「 同行援護従事者」という資格もあります。この資格は資格障がい者の方に対しての「情報提供者」という側面が大きいです。この資格も持っていると仕事の幅が大きく広がります。
このような資格で移動支援を行うことができますが、各市町村でルールが違うようなのでご注意ください。
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