支援するときの公共交通機関の割引に関して
支援を行う際に最も重要なのは、障がい者手帳です。この手帳は支援者や障がい者がさまざまな割引を受けるための必須アイテムです。
手帳を忘れると、通常料金がかかり利用者に大きな損害を与えてしまいます。
利用者が持っている手帳には、
療育手帳(愛の手帳)、身体障がい者手帳、精神障害者保健福祉手帳
の3種類があります。
手帳を確認する項目は「旅客鉄道株式会社運賃減額」です。
必ず持っている手帳のこの項目「旅客鉄道株式会社運賃減額」で、
「第1種」または「第2種」の表示を確認し、列車の切符を購入してください。
障害の程度ではない所に要注意です。
★(注意)精神障害者保健福祉手帳の場合、地域・会社により割引がされないサービスがあります。
■一般的な時間帯(6時間で行ける範囲)での割引に関する詳細
(移動距離などによって規定が異なります)
★列車の利用時
「旅客鉄道株式会社運賃減額」の「第一種」の場合は
本人および介助者は子供料金の切符を購入し、手帳と一緒に窓口で提示してください。
「旅客鉄道株式会社運賃減額」の「第二種」場合は
割引がありません。通常料金の切符を購入して自動改札を利用してください。
★路線バスの利用時
「第一種」「第二種」共に半額です。
運転手に手帳を提示し、運賃支払い時に提示してください。本人および介助者(原則1名)は50%割引が適用されます。路線バスでは、2名の介助者がいる場合は運転手に申告し、両者とも50%割引になる場合があります。福祉パスを持っている場合、利用者は無料で、介助者は半額になります。福利パスを忘れてしまった場合は本人も半額の支払いが必要です。
ちなみにこの半額とは子供料金ではなく
大人料金の1/2で1円単位の部分を切り上げた料金になります。
例えば210円だった場合は 1/2で105円なので支払金額は110円になります。
★タクシーの利用時
運転手さんに手帳を提示してください。
「旅客鉄道株式会社運賃減額」に関係なく、10%割引が適用されます。
事業者により割引が適用されない場合もありますので、乗車前にご確認ください。
タクシー券を持っている場合1枚500円換算で使用できますが1回の乗車で最大7枚までしか使用できません。3500円以上の場合は現金で支払します。タクシー券は手帳番号を記入する欄があります。必ず記入してください。また使用期限に注意してください。
タクシー券のみでの支払いではおつりが出ません。端数は現金にすることもできますのでうまく使用してください。領収書は原則として現金分のみです。
★横浜市の場合ですが
市営地下鉄、シーサイドラインは「福祉パス」を本人は利用できます。
介助者は本人の手帳を提示し「旅客鉄道株式会社運賃減額」が
「第一種」の場合は子供料金
「第二種」の場合は大人料金です。
このように割引が使えるので「障がい者手帳」は出発の際必ず持っていることを確認してください。また福祉パスも同様です。支援金額が大幅に変わってきます。大きいですよ
また、支援中に紛失などしない様ご注意ください。再発行には大変な手間がかかります。
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